

イギリスのゲームメーカー「レア社」の技術力を見込んだ任天堂が共同で制作した横スクロール型アクションゲーム。
主人公はドンキーコングとその相棒ディディーコング。
当時としては本格的なCGを使い、SFCというプラットフォームながら、3Dでモデリングされたキャラクターを撮り込んだプリレンダCGで緻密でリアルなグラフィックと動きを実現した「次世代ACT」として大々的に発売されました。
タイトルに『ドンキーコング』とあるのですが、内容そのものはAC版シリーズ本編とは関係のない独立した作品で、原作のキャラクターを活かした新規作品となっており、主人公として登場するのも初代ドンキーコングの「孫」の二代目ドンキーコング。
技術的な面では異なる色を超高速で点滅させることでSFCの表示可能限界を超えた発色数を実現するという技術が使用されていて、3Dグラフィックを取り込んだ2DグラフィックというSFCの限界だと言わんばかりの美しいグラフィックが、当時話題となりました。
覚えるべき操作は少ないものの、コングの特徴を活かしつつ簡単な操作で行えるので、慣れるのも早いのが特徴。
二人のキャラのコンビというシステムも新鮮でした♪
ドンキーのみ下+Yで両手を地面に叩きつける「ハンドスラップ」というアクションが行えます。
地面に隠れているアイテムを手に入れたり、敵を倒してバナナを出現させたり、このアクションでしか倒せない敵を倒したりと使い方は様々。
投げて攻撃したり、中に入って大砲のように発射されたりする「タル」。これをうまく利用して攻略していきます。
「動きはやや遅いが固い敵も倒せるドンキー」と「身軽で速いが非力なディディー」と、それぞれの性能は分かりやすい一長一短であり、それぞれに得意な場面と苦手な場面が存在します。

マリオやカービィと比べると変身やトリッキーな仕掛けは少なく、ブロックや土管などといったアクションゲーム的な表現が少ないストイックなゲーム性で、全編通して難易度は高め。
ですが、上達が実感できる絶妙なバランスになっています。
ステージの種類自体が結構多く、同じレベルでも飽きさせないのが任天堂マジック。
デビット・ワイズ氏らによる音楽は完成度が非常に高く、SFCの音源とは思えないほどにリアルで美しい音使いで作られていて、曲単体で聴いても十分、鑑賞に堪えうる質の高さを誇っていました。
それまでのゲームとは全く違う音の使い方で、SFCの音源の限界を感じさせない細やかなつくりになっているのが衝撃でした☆彡

いくつかのオリジナル要素を含んでいるゲームボーイ版とゲームボーイカラー版・ほぼ完全な移植であるゲームボーイアドバンス版があり、Wii及びWii Uのバーチャルコンソール、Nintendo Switch Onlineでも配信されています。
その後もシリーズ化し、SFCで『2』と『3』が発売。
美麗なCGは勿論、ゲーム自体もかなりの評判の人気シリーズに。
タイトルに冠されているにも関わらず、SFCの『ドンキー』三部作でドンキーコングを操作できるのは本作のみ。
今作のキャラクター達は『マリオカート64』に本作のドンキーコングが登場したのを始めとして、マリオシリーズや「スマブラ」などの他の外部作品にも度々参戦しています。
1993年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたアクションRPG。
聖剣伝説シリーズ第2作目。
1991年にGBから『聖剣伝説 ?ファイナルファンタジー外伝?(聖剣伝説1)』が発売されていますけど、こちらはFFのスピンオフのような作品にあたり、1と2で世界観やストーリーに直接的な関係はありません。
スクウェアの代表的タイトルであった『FF』や『ロマサガ』とは、また異なる方向性を目指したタイトルであり、マナの樹×聖剣の神秘的なファンタジーを、爽快なアクションを交えて展開されました。
スーパーファミコン時代のスクウェアの名作RPGとして、FF・ロマサガ・クロノトリガーと並ぶほど根強い人気を持つシリーズ。

本作よりファイナルファンタジーシリーズから独立しており、このため前作と異なりタイトルに『ファイナルファンタジー』の名を冠していません。
マナの樹と聖剣をめぐる設定はこの聖剣伝説2より始まり、以降様々な形で描かれていく事となる原点となる作品です。

フィールド上でシームレスなバトルが行われるアクションRPG。
フィールドと街・ダンジョンの区分けもなく、マップ移動を繰り返しながら世界を旅していきます。
パーティーメンバーのプリムとポポイは、精霊の力を借りて魔法を使うことが可能。
プリムは回復や補助、ポポイは攻撃魔法を使用できます。
最大3人によるマルチプレイが可能で、当時は非常に珍しいシステムでした。

マルチプレイ・8武器・8精霊・レベルに応じて変わる必殺技・魔法のエフェクト、セイバー魔法を用いたモーションバトルが特筆もので、簡単・爽快でかつ奥深い戦闘システムが好評で、スーパーファミコン全盛期の名作の一つとされています。
切ないストーリーや菊田裕樹氏による神秘的な音楽もすばらしく、心に残る作品になっています。
本作はシリーズ至上最高となる累計約150万本の売上を記録。
このヒットを受けて、以降「聖剣シリーズ」として本格的にシリーズ化されていきました。
オリジナルの移植版は、Nintendo Switchの『聖剣伝説コレクション』のほか、ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンでもプレイ可能です。
また、2018年にはリメイク作の『聖剣伝説2 SECRET of MANA』がプレイステーション4(PS4)、プレイステーションVita(PS Vita)、PC(Steam)で登場しています。